ホームヘルパーの仕事は、自宅介護が必要な高齢者や在宅介護を行っている家族への介護サポートです。その業務は生活援助、身体介護、通院等乗降介助が主となっています。
ホームヘルパーの給料は非正規雇用者で平均時給が1101円、派遣社員で1336円となっており、正職員であれば平均月収として約20万円を得ることが可能です。
また、生活援助と身体介護の業務では介護報酬の単位が異なることもあり、時給も異なってきます。一般に身体介護の方が高くなります。
夜勤をするとこの単位数が1.5倍となり、夜勤をこなすことで給料をあげることが可能です。しかし訪問介護は基本的に夜勤がないため、夜勤による給料アップは難しいでしょう。
現実的な給料アップの方法は資格を取得することです。
おすすめの資格としては他の資格と比べて難易度が低い介護職員初任者研修です。その上位資格として実務者研修があり、そのさらに上に国家資格として介護福祉士があります。
職場にもよりますが、資格を取得すると資格手当が付きます。介護福祉士にもなると、それだけでなくもともとの給料も高くなります。
そのため、まずは介護職員初任者研修の資格を取り、次に実務経験を3年積んで実務者研修を習得するか、介護職員初任者研修と喀痰吸引等研修を習得し、国家資格である介護福祉士に挑戦するというのが実務経験からのメジャーなキャリアプランとなります。
介護の業界は資格が重視されることも多いですが、ただ資格があるだけで心のない介護をすれば利用者やその家族に不快感を与えることになります。生活をしていく上で給料アップはとても大切なことですが、一番大切なのは利用者に寄り添う気持ちを持ち、心ある介護をするということが何よりも大切でしょう。